自分の直感に従え! スティーブ・ジョブズの人生に関する3つのストーリー③

スティーブ・ジョブズ

アップル社の元CEO 

同じ時代に生きてきて 思うこと
それは「時代のヒーロー」をリアルタイムで体験できた幸せ

自分がつくった会社『アップル』をクビになり
やがて不振にあえぐアップルに返り咲き、見事、会社を再建!

素晴らしいのは
しあわせの日々も
苦悩の日々も
ジョブズは自分を信じて
生きてきたということ

そのことを知る逸話として興味深いのは

2005年6月に行われた
米国スタンフォード大学の卒業式でのスピーチ

このスピーチ、あまりにも有名になったので
すでに知っている人が多いと思いますが

彼が亡くなる前に、
「あのスピーチに足したいことはないか?」
問われたジョブズは、

もっと大きな声で伝えたかったと、あのスピーチは当時の彼が
考え抜ぬいた末に完成されたもの、過不足もない内容だったのだろう

人生で得た三つのストーリー

3つめの話は、「死」です。

一つめの話、「点と点」8月22日の記事はコチラへ
 ↓  ↓  ↓
http://goo.gl/Q4CpZ3

二つめの話、「愛と喪失」8月24日の記事はコチラへ
 ↓  ↓  ↓
http://goo.gl/B2Y37k

(もう知っている人も
いい機会かもしれません
再読してみてください。)

20111006stevejobs

17歳の時に、こんな言葉に出会いました。

「毎日を人生最後の日だと思って生きよう
いつか本当にそうなる日が来る」

その言葉に感銘を受けて以来33年間、
私は毎朝、鏡の中の自分に問いかけています

「今日で死ぬとしたら、
今日は本当にすべきことをするか?」

その答えが何日も「NO」のままなら、
何かを変える必要があると気付きます

「すぐに死ぬ」と覚悟することは、
人生で大きな決断をする時に大きな自信となります。
なぜなら、ほとんど全てのものは、周囲からの期待、
プライド、失敗や恥をかくことへの恐怖などで、
そういったものは死に直面すると消え去るからです。
そこに残るのは、本当に必要なものだけです。

死を覚悟して生きていれば、
「何かを失うこと」という心配をせずに済みます。
あなたは初めから裸なのです。
素直に自分の心に従えば良いのです。

私は1年前、ガンを宣告されました。
朝7時半に受けたスキャン、
膵臓にはっきりと腫瘍が写っていました。
私は「膵臓」が何なのかも知りませんでした。
医者からは治療不可能なタイプの腫瘍だと聞かされ、
3~6ヶ月の余命を宣告されました。

医者は「家に帰って、やり残したことを片付けろ」
とアドバイスしました。
つまり「死ぬ準備をせよ」という意味です。
つまり「子供たちに全てを伝えろ」ということです。
今後10年で言うつもりだったことを数ヶ月のうちに言えということです。
つまり、家族に負担が残らぬよう全てにケリを付けておけということです。
つまり、「さよならを言っておけ」ということです。
その宣告を抱えて1日過ごしました。

その日の夜、カメラを飲む検査を受けました。
腸から膵臓へ針を通し、腫瘍細胞を採取する検査です。
私は鎮静剤が効いていたのですが、
そばにいた妻の話によると腫瘍を検査した医師たちが叫びだしたそうです。
その腫瘍が手術で治せる非常に稀なケースだからでした。
私は手術を受け、おかげで今は元気です。
これが私の最も死に近づいた経験です。
今後、数十年は勘弁願いたいですね。

それを通して、死がただの概念だった頃より、
確信をもって言えることがあります。
「誰も死にたくはない」ということです。
天国に行きたい人でもそのために死のうとはしない。

しかし、死はすべての人の終着点であり、
誰ものがれたことはないし、今後もそうあるべきである。

なぜなら、死は生命の最大の発明なのだから。
死は古き者を消し去り、新しき者への道をつくる。
ここでの「新しき者」は君たちのことです。
しかしそう遠くないうちに君たちも「古き者」となり消えてゆきます。
大袈裟ですみません、しかし紛れもない事実です。

あなたの時間は限られています。
無駄に他人の人生を生きないこと。

ドグマ(教義)に囚われないでください。
それは他人の考え方に付き合った結果にすぎません。
他人の雑音で心の声がかき消されないようにしてください。
そして最も大事ななのは

自分の直感に従う勇気を持つ


ことです。
直感とはあなたの本当に求めることを分かっているものです。

それ以外は二の次です。

私の若い頃、「全地球カタログ」という素晴らしい本がありました。
私の世代のバイブルです。
スチュワート・ブランドという人によって
この近くのメンロパークにて制作されました。
彼の詩的なタッチが紙面に命を吹き込んでいました。

1960年代後半のことで、パソコンもない時代です。
全てがタイプライターやハサミ、ポラロイドなどで作られていました。
Googleが生まれる35年も前の、文庫版Googleといったものです。

理想主義的で素晴らしいツールや偉大な信念に溢れていました。
スチュワートのチームはいくつかの刊行を重ねた後、
一通りのネタが出尽くしたところで最終巻を出しました。
1970年代中盤のことで私は君たちの年齢でした。

DK076 のコピー

最終巻の裏表紙には早朝の田舎道の写真がありました。

冒険好きならヒッチハイクなどで目にするような光景です。
その下にはこんな言葉がありました。

「Stay hungry, stay foolish」
(貪欲であれ、バカであれ)
それが彼らの別れの言葉でした。

「Stay hungry, stay foolish」(貪欲であれ、バカであれ)
私も常々そうありたいと思っています。

そして今、新たな人生を踏み出す君たちにも、そう願っています。

「Stay hungry, stay foolish」(貪欲であれ、バカであれ)

ご清聴、ありがとう。

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