本当の幸せ 「お金持ちと漁師のはなし」

ある日、
お金持ち実業家が釣り船を雇い、
1日のんびりと
その海で過ごすことにしました。

 

雲ひとつないいい天気。

太陽はさんさんと輝いています。

 

そして実業家は、

その船で働く
若くて陽気な漁師が
とても気に入りました。

 

 

「なあ、君」

と実業家は声をかけ

 

「成功の秘訣を教えてあげるよ。
 しっかりと聞くんだぞ」

 

「あいよ!」

 

若い漁師は、
この日獲れたばかりの
魚のはらわたを抜きながら
笑顔で答えます。

 

「まずその魚の料金を倍にすることさ。
 君は丈夫な船を持ってるし、
 その様子じゃ
 魚がたっぷり獲れる場所を
 知っているだろうからね。」

 

「どうして俺が
 そんなことをしないといけないんだい?」

と漁師は波打ち際でたわむれている
小さなカニに気を取られながら聞きました。

 

そして実業家はこう答えます。

「そうすれば船をさらにもう一艘買って、
 またさらにもう一艘と買える。
 いまより魚もたくさん獲れるじゃないか。
 そうやって稼いでいけば、
 船団だって持てるようになるかもしれないよ?」

 

「う~ん、
 でもなんで俺が
 そんなことをしないといけないんだい?」

漁師はごろんと寝ころび、
柔らかな太陽の日差しを浴びながらまた尋ねます。

 

実業家は
漁師のそうした態度に
次第に頭に血がのぼっていきました。

 

「そうやれば金がどんどん入ってくるから、
 人を雇って仕事をやらせることもできるじゃないか!
 そうすれば君はそうやって、
 いつでも太陽の下で釣り三昧できるんだぞ!」

 

「・・・なるほどね!」

 

と漁師は皮肉のこもった
笑みを浮かべてうなずきました。

 

「そいつぁ素敵なことだ!」

 

さて、
このはなしから
あなたは
何を感じましたか?

 

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